関先生にお悩み相談 【60】精読と音読、どの程度やれば読解スピードはアップしますか?

TOEIC® L&R TEST の勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST 990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
関先生はTOEIC® L&R TEST学習で1つの長文を10回以上音読することを推奨されていますが、精読よりも音読に力を入れたほうが英文を読むスピードは速くなりますか? TOEIC® L&R TESTの問題集をやっておけば学習教材としては十分ですか?
(男性 30代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST 600点)

関先生からのアドバイス
精読の上に音読を重ねることで英文を読むスピードが上がります

◆精読をじっくり3回、その後音読を10回
結論からいえば、精読も音読も両方しっかり取り組むことが必要です
確かに、音読を繰り返せば、英語を英語のまま理解できるようになるため、読むスピードは速くなります。ただし、英文の構造を把握し、意味を捉えられるようになっていなければ、音読は空回りしてしまいます。
具体的な回数でいえば、精読はじっくり3回、その後、音読10回が目安です。このセットをすべての英文について行いましょう。

◆文法も構造も意味もすべて理解して初めて「精読ができた」状態に
「精読はもうできている」と思っている学習者の中にも、実際はできていない人がたくさんいると思います。
「精読ができている」というのは、「ある英文を前から順に読んでいき、文法も構造も全部理解して、ピリオドに達した瞬間にすべての意味がわかる」状態を指します。この状態になるためには、やはり各英文で3回は精読に取り組むことが必要でしょう。
精読のやり方をしっかり学びたいという人は、スタディサプリENGLISHの学習にプラスして、大学受験用の英文解釈の参考書を活用するのがおすすめです。2~3冊しっかり仕上げれば、かなり精読の力が身につくと思います。

タグ: , ,