【漫画で学ぶ】日本人が間違いやすい英会話 第2話「ジャックは壊れた」

【本日のテーマ】ジャックは壊れた」

breakは、TOEIC® L&R TESTでも頻出の単語です。さまざまな意味になるため、日本人にとっては厄介な単語かもしれません。今回も日本人サラリーマンが、勘違いをしてしまいましたね。

さっそく、ポイントをおさらいしてみましょう。
日本人が間違えやすいポイント
breakで最も馴染みがあるのは「壊れる」「破る」という動詞の意味になるのではないでしょうか。
今回登場したフレーズHe’s broke. のbrokeは、breakの過去形ではなく形容詞のbrokeです。

辞書などにはbrokeの意味として「無一文で、破産して」と載っていますが、実際のニュアンスはそれほど大げさではなく、軽く「お金がない」と言う時に使います。今回の場合は、He’s broke. で「彼はお金がないんだ」となります。日常会話でも非常によく使うフレーズです。
他にも例文を挙げてみましょう。
I don’t get paid until tomorrow, so I’m broke.
明日までお金をもらえないから、今はお金がないんだ。
〈be動詞+broke〉なら、まず間違いなく「お金がない」という意味だと思っていいでしょう。
◆さらに応用TIPS!
brokeを「壊す」「破る」以外の意味で使う表現をほかにも覚えておきましょう。My heart is broken.
私は失恋した。
We broke up.
私たちは別れたんだ。

Give me a break!
(怒った調子で言うと)いい加減にしろよ!

(困った表情で言うと)勘弁して!
(あきれて言えば) そんな馬鹿な!

Could I take a break?
(疑問文でたずねて)休憩させてくれる?このように、動詞だけでなく、形容詞や名詞でもよく使われるのが、breakの厄介なところです。日本人は「1単語=1定義」と考えがちで、「break=壊れる」と思い込んでいる人が多いようですが、それでは実際の英会話に対応できません! 日常的にさまざまな英語表現に触れ、語彙力を磨くようにしましょう。

漫画イラスト: トーマス・オン・デマンド

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