関先生にお悩み相談 【40】長文のリスニングで、何を話しているかまったくわからないことがあります…

TOEIC® L&R TESTの勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC® L&R TEST対策コース」の人気講師でTOEIC® L&R TEST990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
Part3と4で、まったく何の話をしているのかわからない問題がそれぞれ2~3題あります。どう対策すればよいですか?
(男性 30代前半 会社員 TOEIC® L&R TEST 450点)

関先生からのアドバイス
基礎力・背景知識・音の知識を身につけて対策しましょう

◆単語や文法の基礎力を身につけることが先決
質問者の方はスコア450点ということですので、聞き取れない第一の原因は基礎力不足だと考えられます。まずは、単語や文法の基礎知識を増やし、同時にリスニングの土台となる長文のリーディング力を身につけましょう。

◆背景知識対策は、TOEIC® L&R TEST で出やすい場面のパターンをつかんでおく
実は、基礎的な英語力があっても、Part3や4の英文が聞き取れないことはあります。その原因のひとつに、背景知識(スキーマ)が不足しているためにシチュエーションのイメージがわかないことがあります。

例えば、飛行機に乗ったことのない人は、空港での遅延情報アナウンスを聞いても、何を言っているのかよく理解できませんよね。TOEIC® L&R TESTで「女性のトラックドライバー」や「男性の病院受付スタッフ」など日本ではあまりないシチュエーションが登場すると、聞き取れてもイメージがわきづらいことがあるかもしれません。

こうした背景知識対策には、TOEIC® L&R TEST対策の演習を繰り返して、出題されやすいシチュエーションをしっかり押さえるとよいでしょう。TOEIC® L&R TESTで登場するシーンはほとんど決まっているので、ある程度パターンがつかめれば、聞き取りやすくなるはずです。

◆音の対策は、固有名詞の前後につくフレーズを押さえておく
もうひとつ、「英文そのものは理解できるはずなのに、出だしを聞き逃してしまい、その後の会話・ナレーションについていけない」というパターンもあります。聞き逃してしまう原因のひとつには、音の問題があります。例えば、イギリスの発音が苦手だったり、固有名詞が羅列されてパニックになったりといったことが挙げられます。

各国の発音への対策は、『公式TOEIC® L&R TEST Listening & Reading 問題集』を活用しましょう。本番と同じナレーターの音声が使われていますので、何度も聞くと耳を慣らすことができます。

固有名詞の対策としては、固有名詞の前後に付くフレーズを押さえる方法が有効です。例えば、「Welcome to」のあとには企業や店舗の名称が来ますし、「Mr.」のあとには人物名が来ます。こうしたフレーズにくっついて聞き慣れない固有名詞が話されることを覚悟しておけば、パニックになることも減らせます。特にTOEIC® L&R TESTで出てくる固有名詞は難しいものが多いので、意識して対策しておくようにしましょう。

タグ: , ,