関先生にお悩み相談 【68】リエゾンが聞き取れません。再生速度を落として耳を慣らしたほうがよいですか?

TOEIC®の勉強中に直面する、皆様からのあらゆる疑問やお悩みを「スタディサプリENGLISH TOEIC®L&Rテスト対策コース」の人気講師でTOEIC®990点満点を持つ関正生先生が解決します!

本日のお悩み
リスニングの音声が速くて、リエゾンを聞き間違えてしまいます。最初は速度を落として慣れたほうがいいのでしょうか。それとも、最初から普通速度で繰り返し聞いたほうがよいですか?
(男性 40代前半 会社員 TOEIC®700点)

関先生からのアドバイス
まずは、弱形など発音の基本を押さえましょう。再生スピードは落とさないこと!

◆弱形を学ぶにはディクテーションが効果的
「リエゾンの聞き取りに課題を感じている」とのことですが、「音がくっついたり消えたりすると聞き取りにくい」と感じているのであれば、まずは弱形の発音など、音の基本を押さえ直してほしいと思います。例えば、「a lot of」は「ア ロット オブ」ではなく「アロッタ」と聞こえますが、これは「of」が短い弱形の発音になっているためです。

世の中の英語にはたくさんのリエゾンのパターンがありますが、TOEIC®で登場するものはそれほど多くありません。ですが、リエゾンを覚える以上に、弱形を克服することで聞き取れるようになる部分は大きいと思います。

こうした発音の基本を身につけるには、ディクテーションが最適です。すぐにはできるようにならないと思いますが、聞き取れるようになるまで何度も繰り返し取り組みましょう

◆再生速度を落とすと通常スピードに戻ってこられなくなる
リスニングの再生速度については、スピードダウンしないほうがよいと僕は思います。確かに、「始めは遅い速度で確実に聞き取れるようにして、自信をつけよう」という発想もあるかもしれません。ですが、一度速度を落とすと、なかなか通常の速度に戻ってこられなくなります。それに、遅い速度から学習を始めると、少しずつスピードアップするたびに「速くて聞き取れないな」とつらく感じてしまうでしょう。

さらに言えば、TOEIC®のリスニングの音声は、学習しているときには速く感じるかもしれませんが、世の中の英語に比べると遅いほうです。にもかかわらず、それ以上再生速度を落とすと、いざ実践の場に立ったとき、そのスピードに対応できなくなってしまいます。

ですから、リスニングは最初から通常のスピードで繰り返し聞くのが基本。「通常のスピードでは、何度聞いても追いつけない」という場合には、そもそも基礎力が圧倒的に不足している可能性もあります。ただ、質問者の方はある程度のスコアを取れていますし、何度も聞き直していれば、通常の速度に慣れることができるはずです。

ちなみに、逆にTOEIC®の音声の再生速度を上げて、実践に向けたトレーニングをするのもよいでしょう。もちろん、あまりに速すぎるのも現実的ではないので、1.2倍速までを目安にチャレンジしてみてください

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